アルファ線とは?(α線)

アルファ線とは?(α線)

α(アルファ)線は原子核から放出される、陽子2個、中性子2個からなるかたまり。放射線の中でも、大きくて重く、動きが遅い粒子です。そのため、厚さが0.02mm程度の薄い紙やアルミ箔などでも通り抜けることができません。しかしその分エネルギーが大きく、α線を出す放射性物質を体内に取り込んでしまうと内部被ばくによる影響が大きいと言われています。
放射線による身体への影響は、細胞のDNAを直接傷つけるほか、体内の水分子を分解して活性酸素を発生させ、この活性酸素によって生体分子が傷つけられる間接的な影響があります。一般に間接的な影響の方が大きいと言われています。
空気中に漂っていると、体内に取り込んでしまう可能性が高くなります。しかしかんたんな予防策でも漏れ出るのを防ぐことができるので、身体の外にあれば影響は少ない上に、α線を放出する放射性物質自体を紙やアルミ箔でくるんでしまうことで被ばくを防ぐことができます。
ガイガーカウンターではα線を測定できるものとできないものがありますが、どちらのものも、放射線の種類によって分けて測定することはできません。
福島第一原発の事故ではα線はほとんど検出されていません。